【ネットフリックスの成功②】2億人の会員をどうして獲得できたのか?(NETFLIX and the Culture of Reinvention)動画まとめ

・ビデオレンタルサービス(当時のアメリカ最大手、ブロックバスターなど)のビジネスモデルが「延滞料」であることに目をつける。借りたビデオを返却するのが大変なためその大変さを解消すれば勝機があるのではと目をつけたが、郵送料は荷物の重さで決まるため当時のVHSは重く、貸し出し料金より郵送料のほうが高くなってしまうため断念。
・その後「DVD」が登場し、圧倒的に重さが軽くなる。そこから「郵送DVDレンタル」サービスがはじまる。
・その後、古いテレビ番組や古い映画の素材をもらい、ストリーミングで再放送することで作り手に小銭がチャリンチャリンするストリーミングサービスを開始。だが、古い作品は人気がなかったため、ネットフリックスでしか見れない外部制作の独自作品を作っていく。
・だがネットフリックスでは膨大な視聴データがあり、どんな作品が見られ人気なのかわかっていたため、外部制作だと作品の方向性をコントロールできないため、社内スタジオを作る→2019 ROMAがアカデミー賞
 
  1. 郵送DVDレンタル
  2. ストリーミング(古いテレビ番組や古い映画の配信)
  3. 外部制作・独自作品
  4. 社内スタジオ

2010、最大手のブロックバスターが破綻

 

なんでこんなうまくいったのか?

  1. 能力密度
  2. 素直さ(フィードバック)
  3. 規制の廃止

能力密度

2001年にリストラ、社員が1/3になる

めっちゃ優秀な社員を残すことと、めっちゃダメな社員を切ることはすぐに決まったが、中間の社員の処遇に悩む。結果切った。こんなにリストラすれば残った社員の士気が下がるのでは?と懸念したが、結果士気は爆増した。

どんな社員をリストラしたのか?

・凡庸な社員

・有能な問題児(1,嫌なやつ、2、陰気な悲観論者、3怠け者)。

彼らがいると優秀な人間が下に合わせてしまう。それがなくなったため結果が出やすくなる。

 

素直さ(フィードバック)

ダメ出しを推奨する。優秀な社員だけなので、ダメ出しをすればすぐに改善で結果につながる。

ダメ出しの際のガイドライン(4A)を作る。

  • Assist
  • Action
  • Appreciate
  • Accept

与える

・助ける気持ちでダメ出しをする(Assisit)。こけおろしてやろうというような気持ちでは絶対いけない

・行動を促す(Action)。こうしたらいいですよと具体的に示す

 

受け取る

・ダメ出しをされたらまず感謝を示す(Appreciate)

・ダメ出しされた内容の取捨選択は自由(Accept)

 

規制の廃止

・休暇と経費を自由に使えるようにする。自由に使えないともっと自由な会社に移動してしまうため。なぜこれが実現できたかというと、凡庸な社員や有能の問題児を排除したから。

ここでのポイントは3つ

入り口のコンテクスト、出口のチェック、悪用=解雇&情報共有

入り口のコンテクストとは、休暇や経費を使うときにそれをなぜ使うのか、なぜその量や使い方なのかなど、文脈を整理しておく

出口のチェックとは、使った休暇や経費は全部細かくチェックされる。

用途を質問したときにきちんと答えられなければ即刻解雇にすることも

「ネットフリックスの利益を最優先にする」これが重要とのこと。